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2021年10月24日(日)〜10月31日(日)
<ご 案 内>
中島さんの個展は1996年から始まり、早いもので10回目を迎えることになりました。
その間の中島さんの活躍は、皆さんご承知の通りです。
何故、中島さんの作品が、我々を引きつけてやまないのでしょうか。
恐らく素材を土に限定し、その土と焼成プロセスの中に、土の声との格闘をへて自分の思いを封じ込めた作品群に、見るものの魂を揺さぶる力が秘めているからではないでしょうか。
「苦闘する形態」と題した一連の作品から「不条理を開示する」そして、「内なるかたち」「増殖するかたち」へと題し作品が変容してきました。
紡錘状に伸び、うねり、ねじれ、反転し増殖し、それに表面を覆う青いドットが加わり不思議で有機的な作品群になっています。
今回は、どのような姿を見せてくれるのでしょうか。
中島さんの意識と、土との拮抗から生まれた新作の数々を是非ご高覧ください。
目黒陶芸館 館主:目黒 伸良