about

目黒陶芸館について


ギャラリー設立年:1992年


ギャラリーのコンセプト

現代工芸(陶による立体造形)を紹介するギャラリ―として開設。ギャラリ―開設当初から、自分の思いを表現することが先ではなく、素材が先という制限の選択を自ら行い、それを認めそれを前提に作家の芸術性を封じ込めて作品にするという論理で制作を行う作家を選び作品紹介を行っています。


主な取り扱い作家(順不同)

<陶芸>

中島晴美 ・重松あゆみ ・徳丸鏡子 ・稲崎栄利子 ・富田美樹子加藤智也 ・今野朋子 ・長谷川直人 ・堤展子 ・川浦紗季 ・田久保静香井掛紗百合 ・新宮さやか ・須浜智子 ・駒井正人 ・神谷麻穂津守愛香 ・佐藤雅之 ・徳丸鏡子 ・山田想 ・武村和紀

<ガラス>

小西潮 ・江波冨士子

<金属>

留守玲・市岡真治


目黒陶芸館本館(旧平田邸)について

入り口には、大正12年(1923年)に愛知県岡崎から牛車で運んできて造られた、高さ4mの石門があります。


母屋は明治3年(1870年)に、当時の当主である平田祐十郎が新築したもので
母屋には生々しい歴史の重みを感じさせる≪深い傷跡≫が残っています。
それは、明治9年(1876年)12月に三重県はもちろんのこと愛知県、岐阜県まで波及した伊勢暴動 (農民暴動)で襲撃された際の刀傷や鉈傷です。

棟続きの形で明治17年(1884年)に建てられた書院があります。天井板には屋久杉が使われています。なお、この書院が個展会場の中心になります。
庭園は池泉回遊式庭園になっており、京都から庭師を招き、明治18年(1885年)に作られたものです。庭の中央には、伊勢湾を真似た池があります。

なお、旧平田住宅の母屋、書院、米蔵、東蔵、西蔵、石門柱、中門と塀が、平成27年(2015年)に国の有形登録文化財として登録されました。